熱海梅園では、早春前から梅まつりが始まります。
熱海でも有名なイベントです。
毎年１月中旬から３月上旬まで行われていまして、今年２０２０年は1月11日（土）～3月8日（日）の間、催されています。
私はと言いますと、天気が良かった２月１日にさっそく行ってまいりました！
この熱海梅園、２４時間開放されていて普段は無料なのですが、イベント開催の時期のみ３００円の有料になります。
が、熱海の宿泊施設に泊まっている方や熱海市民は１００円で入れるので、梅まつりの時期に熱海に来たらお立ち寄りくださいね。
チケットを買って入場すると、さっそく「梅園」と彫られた石碑が出迎えてくれます。
これを見ると熱海梅園に来たな～という感じがします。
梅には「早咲き→中咲き→遅咲き」があってしばらくの間楽しめるのですが、この日は早咲きで６割５分くらいの開花状況だったかと思います。
園内は左回りと右回りがあるのですが、途中途中で橋があったりしてどちらも行き来できますので、気の向くままに歩いてＯＫです。
今回は左回りで歩いてみます。
白とピンクのコントラストがきれいですね～。あともう少し咲いたらまた観に来たいと思います。
熱海梅園内は真ん中に川（初川）が流れてまして、水がとてもきれいなので川のせせらぎを聞きながらボ～ッと眺めているだけでもかなり癒されます。
川を右手に歩いていると、お、なんか見えてきましたね。
そう、イベントの時期は園内に飲食の露店が出ているのです～。
じつは来る時からおなかが減っていたので、露店がある左側の道を歩いてきたのでした。
ではさっそく。
富士宮焼きそばと原木シイタケの天ぷらともつ煮をツマミに一杯やります。
細かいことを書くと、最初に見えていたのは中央広場にでている熱海のお菓子組合の露店（お饅頭とかお団子とか）で、階段を上った上の道にあるのがご飯系の露店です。
３軒並んでいまして、どこで買っても席が空いていれば座って食べてＯＫです。
おなかも膨れたので散策続行。実はこの熱海梅園には『澤田政廣記念美術館』というの併設されていまして、梅まつりのチケットを持っていればそのまま無料で入れます。
園内順路の途中に左側に上る階段と案内が出ているので上ってみると、
こんな感じの建物が。カフェもあって何人かは外のテーブルでお茶を楽しんでました。
澤田政廣さんという方は彫刻家の方で、屋外にもいくつか彫刻が並んでいます。
そしてもちろん、館内は撮影ＮＧですのでご紹介はここまで。
熱海にはすごい彫刻家がいたんだなぁ、という勉強にはなりました。
そしてこの後は、園内散策で一番楽しみにしている梅見の滝です！
こんな感じの通路を通り抜けつつ左側を見ると・・・
滝の裏側から見る梅は素晴らしい！
でも、写真撮影で立ち止まると後から来た人が動けなくなってしまうので、できるだけ人のいないタイミングで通路に入ると吉です。
通路を抜けて外から見るとこんな感じ。
何本もの線に分かれて上からダバダバ流れてきますので、結構見ものですよ。
途中の橋でもパチリ。（写っているのは相方です）
そのまま上の方までズンズン上がっていくと、韓国庭園というのがあります。
※本当はその前に足湯があるのですが写真を撮り忘れました。
お互いの首脳が森喜朗と金大中だった時に、日韓の友好のあかしとして作られた施設です。
いっぱい写真を撮ったのですが１枚だけ。
説明パンフには「堂」とだけ書いてあります。
建物の様式は１６世紀ごろのものみたいです。
この韓国庭園から少し下ると、美しい建物「中山晋平記念館」があります。
熱海を代表する作曲家ですね。
「シャボン玉」「てるてる坊主」「うさぎのダンス」と聞けば誰もが「ああ！」と思うのでは。
カッコイイ日本家屋ですね～。確か、熱海の西山町にあった別荘を梅園内に移築したものだったと思います。
中にも無料で入れます。
記念館も見終わってそのまま散策。そろそろ一周ですね。
お土産物屋さんもあります。
おいしそうなものばかり売っていましたが、熱海市民はいつでも買えるので特に何も買わずにスルーしちゃいました。
この熱海梅園、秋のもみじまつりと春の梅まつりの時期には人がたくさんいるのですが、そのほかの時期はいつ来ても人とすれ違わないくらい人がいません。（笑）
なので、お土産屋さんがやってるのを見たのも露店が出ているのも、というより花が咲いているのを見るのも初めてだったのでとても良い休日が過ごせました。
家から歩いて３０分ほどで来れるので、ちょっと散歩した気分の時に来るのにちょうどいい距離なんですよね。
最後に園内はこんな感じになっています。
トイレも旅館のような建物で非常にキレイですしペットを連れて歩いてもＯＫなので、美しい景色を眺めながらのんびりと過ごすにはとてもよいところです。
■熱海梅園
場所：静岡県熱海市梅園町８−１１
アクセス：伊東線 来宮駅から徒歩１０分
駐車場：有（イベント開催期間は有料）